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快進撃を続ける藤井聡太七段ですが、昨日7月9日、ヒューリック杯棋聖戦5番勝負の第3局が行われました。ここまで藤井聡太七段の2連勝となっているので今回勝てば「棋聖」のタイトルを獲得することになります。
その第3局の結果を詳しく見ていきましょう。過去2連勝の結果は以下で確認できます。
<目次>
藤井聡太七段の棋聖戦第3局の結果は?
まず結果ですが、第3局は藤井聡太七段の負けとなりました。
詳しい勝負の内容を見てみましょう。
- 対戦内容:第91回ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第3局
- 対戦場所:都市センターホテル(東京都千代田区)
- 対戦相手:渡辺明三冠(36)
- 対戦日 :2020年7月9日
- 対戦時間:9:00~
- 手数 :142手
- 勝者 :渡辺明三冠
今回の勝負、昼休憩明けの13時の時点で77手という早い指し回しとなっていました。午後の終盤戦では、渡辺明三冠が攻め切って勝っています。
最年少タイトル獲得について
現時点での最年少タイトルは、1990年の棋聖戦でタイトルを獲得した屋敷伸之五段の18歳6か月と14日です。
今日の勝負は残念ながら藤井聡太七段が負けとなりましたので、タイトル獲得への挑戦は、ちょうど一週間後の7月16日に持ち越しとなります。
藤井聡太七段の誕生日が2002年7月19日生まれなので次戦の7月16日に勝つと17歳のうちにタイトル獲得で、最年少のタイトル獲得は変わりません。
そして、次回も負けとなって最終の第5局までもつれこむと、7月21日となるので18歳0か月になります。ここだと17歳でのタイトル獲得はなくなり、18歳0か月となります。それでも最年少タイトルになります。
藤井聡太七段の今日の和服
ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第3局が行われた7月9日、藤井聡太七段は、黒のハカマに濃い緑の羽織で8時41分に対局場に登場しました。
- 第1局:スーツ
- 第2局:紺色の和服
- 第3局:黒の袴
対局を重ねるごとに貫禄が出てきますね。スーツもいいですが、やはり和服姿で将棋をさしている方が絵になります。
対戦相手の渡辺明棋聖(36)は今までストレート負けなしだった
渡辺明棋聖は今まで、タイトルをかけた番勝負でストレート負けをしたことはありません。
これがなにを意味するかと言うと、それだけ地力が強いということですよね。昨日の勝負も2連敗してる状況とは思えないほどの攻め手で勝利しています。
今回も連敗してからの連勝という流れもあるのかもしれないので、あなどれません。連敗で追い込まれても巻き返せるというは、精神的にも強い証拠ですから。
藤井聡太七段の現在の状況
藤井聡太七段の今後の予定をまとめておきました。
- 日程:2020年7月13日、14日
- 対戦名:王位戦7番勝負第2局
- 対戦相手:木村一基王位
- 日程:2020年7月16日
- 対戦名:ヒューリック杯棋聖戦第4局
- 対戦場所:関西将棋会館(大阪市)
- 対戦相手:渡辺明三冠
- 日程:2020年8月5日
- 対戦名:名人戦の順位戦B級2組
- 対戦相手:鈴木大介九段
- 日程:未定
- 対戦名:第33回竜王戦決勝トーナメント
- 対戦相手:丸山忠久九段
まとめ
本日、最年少のタイトル獲得を3連勝で飾るかと思いましたが、そううまくはいきませんでした。
藤井聡太七段の勢いがすごすぎてあっさり勝っているような感じですが、実はそうではありません。渡辺明三冠は現役最強騎手の呼び声もあるほど強いんです。
今日、タイトル獲得とならなかったのは残念ですが、この名勝負がまだ見れると思うとそれはまた楽しみでもありますね。
それでは、また。
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