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快進撃を続ける藤井颯太七段ですが、昨日の6月23日に王位戦の挑戦者決定戦がおこなわれたので、その結果と今後についてみてみたいと思います。
<目次>
王位戦挑戦者決定戦の結果は?
まず先に結果なんですが、見事に勝利しています。そして、現在挑戦中の「棋聖戦」とのダブルタイトル挑戦も決定しました。
今回の対戦内容は以下の通りです。
- 対戦名 :王位戦挑戦者決定戦
- 対戦相手:永瀬拓矢二冠
- 対戦場所:東京将棋会館
- 対戦日程:2020年6月23日
- 対戦時間:10時~19時52分(9時間52分)
- 最大長考:1時間36分(藤井颯太七段)
- 手数 :127手
中盤で藤井颯太七段が1時間36分という、プロ入り後、最大になる長考がありました。持ち時間を最大限有効に使って、強敵である永瀬拓矢二冠に勝利するための糸口を探しました。
実は、永瀬拓矢二冠と藤井颯太七段は第91回ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦でも
戦っています。気になる方はチェックしてみてください。
最近のタイトルがらみではよく耳にする両名ですね。この二人は、今勢いがあるのでトーナメントなどを勝ち上がると対戦する結果になるのかもしれません。
つまり、お互いに実力者ということになります。その上で藤井颯太七段が勝利を収めるということはとんでもない力があるということですね。
藤井颯太七段の現在の状況
今回の王位戦挑戦者決定戦に勝利したことで、 藤井颯太七段は「棋聖戦」と「王位戦」の両方へ、同時に挑戦することになります。
現在は、棋聖戦の5番勝負に1回勝利したところです。
こちらは5番勝負で先に3勝したほうが「棋聖」となるので、あと2勝です。
藤井颯太七段の今後はどうなる?
先ほどの棋聖戦が現在進行形なわけですが、ここに王位戦への挑戦が追加されることになります。
王位戦は7番勝負で来月7月1日から始まります。こちらの7番勝負は先に4勝したほうが「王位」を獲得することになります。
この王位戦もとんでもなくすごいことなんですが、実は、序列最強の竜王戦の戦いも始まっています。
藤井颯太七段の竜王戦について
藤井颯太七段は「竜王戦」への挑戦もしています。いったいどれだけ同時進行してるんでしょうかね(笑)
しかし、将棋で「竜王」といえば一番序列の高いタイトルなので、これも期待がかかります。竜王になるためには次のような険しい道のりになっています。
- ランキング戦6組:優勝者1名決勝トーナメントへ
- ランキング戦5組:優勝者1名決勝トーナメントへ
- ランキング戦4組:優勝者1名決勝トーナメントへ
- ランキング戦3組:優勝者1名決勝トーナメントへ
- ランキング戦2組:上位2名決勝トーナメントへ
- ランキング戦1組:上位2名決勝トーナメントへ
- 決勝トーナメント
- 竜王戦
上からスタートします。ランキング戦は6組~1組まであって、優勝者は問答無用で決勝トーナメントに進めます。それ以外は、戦績によって、上位のランキング戦に昇格するか、とどまることになります。
わかりやすくすると、各ランキング戦で優勝すれば飛び級で決勝トーナメントへ、それ以外は実力に応じてランクが上がっていくようなイメージですね。
藤井颯太七段は、6月20日に第33期竜王戦のランキング戦3組の決勝で、杉本昌隆八段に勝利したため優勝者となっています。
つまり、竜王戦の決勝トーナメントへ駒を進めたことになります。
まとめ
快進撃が止まらない藤井颯太七段は、現在挑戦中の「棋聖」と、挑戦が決定した「王位」のダブルタイトル挑戦は決まりました!
将棋の世界ってタイトなスケジュールでいろいろな対戦をやってるんですよね。調べれば調べるほどこっちも?あっちも?っていう感じです。
ただ、藤井颯太七段はどこを見ても勝利してる情報が多いので、実力は本物なのでしょう。
今後のダブルタイトル挑戦の経過も気になるところですが、個人的には竜王戦の決勝トーナメントが気になります。場合によっては、トリプルタイトル挑戦ってことになる可能性も??日程的に無理かな?
いずれにせよ、ハードスケジュールなので体調だけはくずさないよう快進撃を続けてほしいものです。
それでは、また。
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