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快進撃を続ける藤井聡太七段ですが、先日6月13日に第61期王位戦挑戦者決定リーグの最終戦が行われました。
その結果と今後の勝負について見ていきましょう。
<目次>
王位戦挑戦者決定リーグ(白組)の最終戦の結果
挑戦者リーグ(白組)最終戦の相手は、「阿部健次郎七段」との1戦で見事勝利を収めました。
6月13日の1戦に勝利したことで、藤井聡太七段は王位戦挑戦者リーグの白組を全勝で優勝したことになり、次戦では紅組の優勝者である、永瀬拓矢二冠と王位戦の挑戦権をかけて戦うことになります。
今回の白組のリーグでは、あの羽生善治九段にも勝利しているのですが、猛者ぞろいのこのリーグを全勝でかけぬけたのはとんでもないことだと思います。
ちなみに紅組の優勝者である、永瀬拓矢二冠も同じくリーグ戦を全勝で優勝していて、前々回の第91回ヒューリック杯棋聖戦の挑戦者決定戦でも戦っている相手です。
ということはこの二人の勢いと実力が頭一つ抜き出ているというのがわかりますね。
永瀬拓矢二冠の肩書きは二冠なのでもちろん強いです。前回の棋聖戦への挑戦者決定戦では勝利していますが、次戦の勝敗はまったくわかりません。わからない方が見ている方としては楽しいので勝負が待ち遠しいですね。
今後の日程も確認しておきましょう。
藤井聡太七段の今後の日程
今回の第61期王位戦挑戦者決定リーグの挑戦者決定戦は以下の内容で行われます。
- 日程 :6月23日(火)
- 対戦相手:永瀬拓矢二冠
この王位戦の挑戦者決定戦に勝利するとほんとに大変なことになります。藤井聡太七段が大変なことになる理由は、次で詳しく解説します。
藤井聡太七段現在の状況
先日、藤井聡太七段が棋聖戦への挑戦権を獲得した1戦と棋聖戦の第一局に勝利した件をお話ししました。
つまり現在、藤井聡太七段は棋聖戦のタイトル挑戦真っただ中にあるので、今回の第61期王位戦挑戦者決定戦に勝つと、同じ時期に2つのタイトル挑戦をすることになります。
将棋のタイトルについては次のようになっています。
将棋のタイトル戦は8つ、序列あり
将棋のタイトルは以下の8つで上位にいるほと序列の高いタイトルになります。
- 竜王戦
- 名人戦
- 叡王戦
- 王位戦
- 王座戦
- 棋王戦
- 王将戦
- 棋聖戦
現在、藤井聡太七段は8番目の棋聖戦のタイトル挑戦中で、5番勝負の一回目を勝利したところです。先に3勝したほうがタイトルを獲得することになります。
そして、今回の王位戦は4番目にあたるので、より序列の高いタイトル挑戦をかけて戦うということですね。
今回のタイトルダブル挑戦も気になるところですが、ゆくゆくはタイトル最上位の序列にある「竜王戦」と「名人戦」を目指してほしいものです。
将棋の世界で、「竜王戦」と「名人戦」は歴史が最も長く、タイトルの中でも特別なものです。タイトルを複数持っていても呼び名が【竜王(棋聖)】【名人(棋王)】【竜王・名人】となることから特別な存在であることが表現されています。
まとめ
藤井聡太七段の勢いはとどまることをしりません。いったいどこまで行ってしまうのか?
今回の王位戦挑戦者決定戦に勝利してダブルタイトル挑戦という状況になると精神的にも肉体的にも苛酷になると思いますが、必ず藤井聡太七段を強くしてくれるでしょう。
最近は短い勝負間隔で勝利を収めているので彼の強さはまだまだ底を見せていないような気がします。しかもまだ17才ですからね。これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
それでは、また。
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