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先日、記事にも書きましたが、将棋の藤井聡太七段が第91期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦を見事勝ち抜いてタイトルへの初挑戦権を獲得しました。
そして、昨日6月8日にヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第一局が行われたのでその内容を見てみたいと思います。
<目次>
藤井聡太七段の勝負の結果は?
昨日、2020年6月8日に東京の将棋会館にてヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第1局が行われました。
- 対戦内容:渡辺明棋聖(36) 対 藤井聡太七段(17)
- 対戦時間:9時~19時44分(9時間44分)
- 手数 :157手
- 勝者 :藤井聡太七段
途中、渡辺明棋聖の16回連続王手にもたえ、タイトル初挑戦で見事勝利を収めました。
初挑戦でこんな場面に出くわしたらプレッシャーだけで打ち負かされてしまいそうですが、さすがとしか言いようがありません。
今回の勝利でタイトル獲得!なんて簡単に考えていたんですが、実はこの棋聖戦はどちらかが3勝するまでの五番勝負なんですよね。。。
先は長い。ではなぜ五番勝負なのかを少し見てみましょう。
なぜ将棋の棋聖戦は5番勝負なのか?
将棋や囲碁の世界では、番勝負と呼ばれていて勝負の内容によって〇番戦うと決まっています。今回の将棋の棋聖戦は五番、囲碁の棋聖戦だと七番とか。
一発勝負では力量ではないところでも勝負が決まってしまうことがあるため、大きなタイトル戦では、複数回勝負をしたうえで勝者を決める形をとっているようですね。
確かに見ている方としても見ごたえがあるし、運だけではないなって納得もできる気がします。勝負をしてるほうは大変だと思いますけど。。
そもそもヒューリック杯棋聖戦ってなに?
産経新聞が主催の将棋の棋戦で将棋の大きなタイトルの一つです。タイトル戦は全部で8つあって以下の通りです。
- 竜王戦
- 名人戦
- 叡王戦
- 王位戦
- 王座戦
- 棋王戦
- 王将戦
- 棋聖戦
もともと、産経新聞が主催で、1951年から始まった「産経杯」がありましたが、1954年に準タイトル戦となる「早押し王位決定戦」に変更しました。
その後1960年にブロック紙三社連合協力のもと、タイトル戦の王位戦となったものの、産経新聞は離脱し、1962年新たに今回の棋聖戦が始まっています。
これだけを見るとごちゃごちゃしているなっていう印象ですが、歴史が古いという観点からすれば58年もの歴史があるすごいタイトルだということはわかります。
ちなみに、58年の歴史で今回が第91回と開催回数がずれているのは、1994年までは年に2度、その後は年に1度の開催と変更になっているからです。
うんちくはおいといて、気になる今後のヒューリック杯棋聖戦五番勝負の日程を見ていきましょう。
今後のヒューリック杯棋聖戦の勝負日程
新型コロナウイルスの影響で、前回のヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦から、中3日で今回のヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局を戦ったわけですが、本来こういう強行スケジュールではありません。
そんな中でも勝利を収める精神力はすさまじいものだと思いますが・・・
第2局は、6月28日となっています。昨日が6月8日なので中19日あります。たっぷり英気を養って次戦に挑んでもらいたいものです。
まとめ
ここにくるまで、ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦を勝ち上がり、タイトル初挑戦にして初勝利と勢いが乗りに乗っている藤井聡太七段ですが、今後の活躍も大いに期待したいところです。
これだけ勝ちが多いと、素人目には簡単に勝てているように見えてしまいますが、とんでもなく強い格上とも戦っています。
そのうえで結果を残してるのはやはりすごいことの一言ではないでしょうか。
それでは、また。
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